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サラスバティープージャ

今年の「サラスバティープージャ」は、2月4日とか。インドでも冬と呼ばれる季節が有り、冬から春に変わる頃、芸能の女神サラスバティーへのプージャ(儀式)があります。
今年は日本では節分の時期と重なりました。
立春を過ぎ、春になる時期なのに、今年も寒くなり、雪が降りました。
実は昨年のブログを読むと、昨年は2月15日だったようです。その日も雪が降っていました。

さて、このプージャは、学問と芸能の神様サラスバティーに、学業に励む学生や子供達、或は舞踊や音楽を学ぶ者が、先生の家に行き、それぞれの大切なもの、例えばノートや踊り手であればグングル(鈴)を女神様の前に起き、プージャ(儀式)を行いお力を授けて頂くと言うものです。

私が実際体験したのは、1999年の春。インドはオリッサ州カタックのグルジーのお宅でした。
その日は朝からグルマー(グルジーの奥様)たちがその日の特別な食事を用意します。
その頃発行していた【カマラカラピータレター】には、「教室にプージャの準備が整った頃、生徒達がやって来ました。プージャを行うのは、ブラーミン(僧侶)です。火を焚いたり、花やお米を散らしたりして儀式は終わり、その後サラスバティ−プージャの特別な昼食を、皆で美味しく頂きました。」とあります。
家の中で火を焚く事は、インドでは珍しい事では有りません。
私のノートも印を付けて頂きました。(汚れて見えるのはその為です。)

プージャの日は、学校はお休みになりますし、ダンスもお休みです。この日は静かに祝う事だけを行うようでした。同じ日が「バサンタパンチャミー」(春を見る)でもあります。
その後本格的な春は、ホーリーを待つばかり。

今年の節分は、とても暖かく、4日は、ぐっと冷え、今日5日はこちらでは雪でした。
春と冬が戦っている時期。
いつも思う事ですが、暦はほんとに面白い。日本もインドでも。
by mikis-odissi | 2014-02-05 16:39 | 私のインド